主流は茶色の毛の赤柴です。あくがなく美しい色ゆえ万人ウけするのかもしれません。
巷では、黒柴が希少価値があるのか人気があり、生体価格もやや割高なようです。
一見、黒柴は真っ黒で地味に思われますが、配色が対照的な白と黒ゆえに、はっきりしており、模様のようで個性が出て面白いです。
柴犬は、人気ランキングでは、常に上位をキープ。もっともポピュラーな日本犬と言うことが出来ます。
余談ですが、CMでも活躍する柴犬に似た白い犬の人気もあり日本犬の魅力がにわかに見直されてきております。
柴犬の魅力は飾り気のない素朴さだけにとどまらず、生まれたままに備わった気品と、野生動物のような威厳を持ち合わせている所です。最大の特徴は眼にあります。奥まったその眼から発する光は、気迫の中にも知性を秘めています。どちらかというと貫くというよりも落ち着いた感じの輝く光であり、飼い主を見つめるそのまなざしは、素直で忠実、従順であることを現しています。さらに、柴犬の歩く様は野生動物のそれを体現しているかのようなしなやかさで、雪道を行くキツネのように、ー本線上を軽快に前進し、見るものを魅了します
むだ吠えはせず、手入れが容易で、丈夫に育つなどの条件がそろっており、初めて犬を飼うという家でも安心して飼うことができるところから、安定した人気のある犬種です。

 体格
体 高 37~40cm
体 重 9~14kg
※柴犬の雄の標準体高は、39.5cm、雌は36.5cmです。

 ■外見的特徴
均整のとれた頑丈な体をもち、敏捷で動作はすばやいです。骨格がしっかりしており、それに付属する筋肉はよく発達してます。自然体の素朴な姿には、さっそうとした精悍さがあります。被毛はかたい上毛とやわらかい下毛のダブルコートで、尾の毛は体毛よりやや長く伸びてます。色は、赤、胡麻、黒胡麻、赤胡麻、黒褐色など。やや前傾してしっかりと立った小さな耳と、多少目じりが上がった三角形の目が特徴です。太くて力強い尾は、背中の上に巻く巻き尾と、鎌の刃のような半円を描く差し尾と呼ばれるものの2種類がみられます。


 ■ 性 格
体は小さいが、日本犬の代表的な性格で、忠実で従順、勇敢で行動的です。素朴で利口であり、日本の風土、環境に合った犬種として飼いやすく人気も高いです。警戒心も強いことなどから、番犬としても優れた能力を発揮します。


 ■ 飼 育
荒くて硬い短毛のため、手入れは比較的楽です。基本的には硬めの獣毛ブラシで、毎日ブラッシングをするだけでいいです。ただ換毛期は、皮膚病を予防するためにも、死毛を取り除くため入念なブラッシングが必要です。汚れが目立つときは、蒸しタオルで体全体を包みながら、やや強く拭き、ブラッシングします。入浴は、換毛期には月1回程度、通常は体臭が気になるときや、被毛がベタついたときだけで十分です。お湯の温度はぬるめにし、耳に水が入らないように全身をシャワーで洗ってください。入浴後は、まずタオルで拭いてから、ドライヤーで完全に乾かしてください。乾き残しがあると風邪をひきますので。


 ■ 健康上の注意点
仔犬の飼い方で特に気をつける事は、環境の変化や食事内容の違いによって下痢をさせないことが大切です。最初の飼育管理は仔犬を育てたブリーダーと同じ内容で行い、柴犬子犬が環境に慣れるにつれて徐々に自分流の飼育方法に変えていってください。
牛乳に含まれる物質が犬には消化できず、下痢になることがありますので注意してください。
活動的な犬種なので、かなりの運動量が必要。その質や量は、飼い主の飼育方法や犬の年齢などによっても違ってきます。ただ育ち盛りの犬では、どんなに運動しても、よほどのことがないかぎり普通にしているほどの疲れ知らず。目安として成犬の場合は、1日に30分~1時間程度、引き運動を1回と、自転車運動を1回行うといいでしょう。
健康を維持するために、バランスのとれた食事を与えることも大切です。総合栄養食と明記されたドッグフードの中から、選んでやればいいでしょう。与える回数は、犬の成長段階や健康状態によっても異なりますが、一般的には成犬の場合、1日2回が目安となります。日本の風土に合った犬種ゆえ、病気の心配はそれほどないといえます。


 ■ ワンポイントアドバイス
犬と生活していく点で大切なことはまず主従関係を作り上げることです。信頼関係をつくっていくことを心がけながら育ててください。信頼できる飼い主の言うことは他人の何倍の効果があるのです。犬は私達が考えている以上に飼い主を見ています。言うことを聞かせるためにモノやおやつで釣ったり、体罰(ストレスで塗りつぶしているだけに過ぎません)をむやみやたらに与えたりすればいいと簡単に考えないでください。愛犬にとってあなたの存在が言うことを聞きたくなるような存在なのかどうか飼い主も犬の気持ちを理解するように努力してみて下さい。また、しつけの教材を仕入れて勉強したり飼育経験がある方や犬友達にアドバイスをもらったりするのもいいと思います。

 ■価格の落とし穴
子犬は安かったけど成長するにつれてだんだん顔も体も柴犬ではなくなった。。。子犬を選ぶ時に、価格の安さだけで決めるのはとても危険です。高い安いには必ず理由が有るはずです。体が弱く病院通いで治療費が数十万円も掛った!なんて話も時々聞きます。
当犬舎では、展覧会向きの優秀血統な犬を厳選して繁殖に使っております。展覧会向きの容姿・性格・毛色・健康体質。ご安心して子犬をお迎え下さい。

※上記は、一般的な犬種の性格や特徴を述べたものであり、人間と同じように犬の場合も、オスかメスか、育った環境、両親の血統などにより、性格などは違ってきます。
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